結婚相談所に入会したけれど
やむを得ない理由で
入会を断らなくてはいけない場合も
あると思います。
または別の結婚相談所の方が
良いんじゃないかと思い、
入会するのを辞めたい時もあるでしょう。
そのような時に
クーリングオフは使えるんでしょうか？
このコンテンツでは、
結婚相談所でクーリングオフは
出来るのかや、
そのやり方についてご紹介します。
結婚相談所のクーリンクオフ期間や条件は？
まず結婚相談所の入会に際し
クーリングオフは出来るかですが、
これは出来ます。
結婚相談所は特定商取引法の
特定継続的役務提供契約の
対象となっており、
利用者が保護されるように
法律で決まっています。
また原則的にクーリングオフが出来る
期間というのががあり、
契約を交わした日から数えて
8日以内にクーリングオフをすれば
契約は無効となります。
ただクーリングオフに関する
書面での説明がなされていない場合は
契約が正式に行われていないことに
なるために、
8日間以上期間が経ったとしても
クーリングオフが認められています。
つまり、
「契約成立＝クーリングオフに関する書類＆説明」
これはセットになる訳です。
なのでクーリングオフの
書面と説明がなされていないと、
そもそも契約が成立しないのです。
続いて条件に関してです。
クーリングオフは全てのサービスに対して
有効な訳ではなく、
ある条件を外してしまうと
クーリングオフが認められない場合も
あります。
その条件とは、
- サービス提供期間2ヶ月以上
- 利用料金5万円以上
になります。
例えば
お試しサービスで30日間2万円
などの契約だと、
クーリングオフの条件から
外れてしまうために
契約無効にはなりませんし、
返金もされない場合があります。
十分に注意しましょう。
クーリングオフのやり方は？
それでは具体的に
クーリングオフのやり方について
見ていきましょう。
まずクーリングオフは
必ず書面で行います。
形として残るものでなければ
証拠にならないためです。
悪質な結婚相談所では
電話は貰っていないとか、
メールは受信していないと
駄々をこねてクーリングオフを
無効にしようとしますので。
書き方・文例は以下の通りです。
【ハガキの場合（宛名面）】
〇〇県〇〇市〇〇町 〇丁目〇〇番〇〇号
株式会社〇〇〇〇 御中
自分の住所
自分の氏名
【ハガキの場合（ウラ面）】
契約解除通知書
・契約（申込）年月日 〇〇年〇〇月〇〇日
・販売会社 株式会社〇〇〇〇
・担当者名 〇〇 〇〇
・商品名 〇〇〇〇コース
・契約金額 XXX,XXX円
右の契約を解除いたします。
つきましては支払い済みのXX,XXX円を
速やかに返金してください。
〇〇年〇〇月〇〇日
住所 自分の住所
氏名 自分の氏名
【書面の場合】
令和◯年〇〇月〇〇日
〇〇県〇〇市〇〇町 〇丁目〇〇番〇〇号
株式会社〇〇〇〇 御中
自分の住所
自分の氏名
契約解除通知書
私は、貴社と下記契約を締結しましたが、
特定商取引法第４８条及び約款のクーリングオフ規定に基づき、本書面をもちまして、下記契約を解除します。
つきましては、契約代金XXX,XXX円をクレジットで支払いましたが、速やかに取り消し手続きをお願いします。
記
契約（申込）年月日 〇〇年〇〇月〇〇日
販売会社 株式会社〇〇〇〇
担当者名 〇〇 〇〇
商品名 〇〇〇〇
コース契約金額 XXX,XXX円
以上です。
ハガキの場合は表面と裏面の
コピーを取っておいて下さい。
書面の場合は3枚コピーを取ります。
書面を入れる封筒については
どんなものでも構いません。
葉書と同じように
相手先の住所と会社名、
自分の住所と氏名を記載します。
ハガキの送り方は、必ず郵便局窓口で。
特定記録郵便や簡易書留で出します。
受取証ももらいます。
書面で送る場合も
郵便局窓口で行います。
発送は内容証明郵便で。
また相手の受け取りを確認するためにも
配達証明を出してもらいます。
印鑑も忘れずに持っていきましょう。
またもし対応が1人で不安な場合や
クーリングオフ期間を過ぎている場合、
その他相談に乗って欲しい場合には
お住まいの消費生活センターへ
電話相談をされる事をお勧めします。
最寄りの消費生活センターの電話番号は、
「独立行政法人 国民生活センター」の
ホームページよりご確認頂けます。
まとめ
このコンテンツでは結婚相談所での
クーリングオフについて
ご紹介してきました。
クーリングオフは契約に関する
大事な部分です。
これをしっかりと
説明されていなかったり、
強引な契約をしようとしたり、
契約を急かすような結婚相談所とは
絶対に契約してはいけません。
自分達の利益ばかり優先して
お客様のことを
考えられない相談所は、
その後の婚活でも
お客様の事を考えない言動を
されるかもしれません。
なので契約時にこの部分を
しっかり確認するようにしましょう。
