結婚前の価値観の擦り合わせ

全く違う環境で生きてきた2人。

その2人が結婚によって同じ屋根の下、
これから何十年と
一緒に暮らしていく事になります。

そこで問題になるのが、
「価値観の違い」です。

あまりに2人の価値観が違い過ぎると、
それが離婚の原因にもなりかねません。

ここで重要になってくるのが、
「結婚前の価値観のすり合わせ」になります。

では、
どのように行えば良いのでしょうか?

このコンテンツでは、
結婚前の2人が行うべき
価値観のすり合わせについて
考察していきます。

結婚前に価値観をすり合わせる意味とは?

あるデータによると、
離婚原因には 以下のようなものがあるそうです。

【離婚理由ランキング】
1位:性格の不一致
2位:異性関係
3位:DVやモラハラ
4位:金銭トラブル
5位:性的不調和、家事・育児に非協力

このように様々な原因で
離婚に至るわけですね。

これはなるべく結婚前の、
しかも早い段階でお互いの価値観を
擦り合わせておけば
離婚の危機を回避することが出来るんです。

もちろん結婚する際には
お互いに譲れないポイントが あると思います。

例えばルックスや身長や体型、
学歴や職種、年収など
相手に求めるスペックは
様々ある事でしょう。

ただ私の知り合いにも、
相手のルックスの良さだけに惹かれて
結婚したんだけど、
子供が産まれたらもう別れたいと言う
ママさんがいました。

相手の遺伝子さえ子供に貰えればいい
という考えのようです。

さすがにそれは
行き過ぎな考え方かもしれませんが…。

しかし相手のスペックだけに囚われて
結婚を決めてしまう人は
結構多いんじゃないでしょうか。

もちろんスペックは大事ですよ。

年収が低い人と結婚すると、
子供が産まれたら
生活が困窮する可能性もあります。

その為ある程度は考慮すべきですが、
それが全てになってしまうと、
後々後悔する恐れがあるという訳です。

なので何度も言いますが、  
なるべく結婚前に価値観の擦り合わせは
やっておくべきです。

結婚前の価値観チェック

では2人が押さえておくべき価値観とは、 ど
のようなものがあるのでしょうか?

早速項目毎に見ていきましょう。

金銭感覚

金遣いは日々の生活に密着しているので、
ここが合わないと
お互いにストレスを感じてしまいます。

結婚するまで
相手に借金があるのを知らなかった、
なんて事もよくある話ですよね。

ギャンブル癖があるかもチェックしましょう。

ギャンブルは
やってはいけない訳ではないですが、
自分の手持ちの範囲内で出来ているのか、
負けた時の対応なども
確認しておきたいですね。

負けを取り戻そうとして深みにハマるか、
潔く諦められるかなど。

ちなみにギャンブルのプロと素人の
1番大きな違いは、
引き際の見極め方だそうですよ。

更に現金払いだけでなく、
カードでの利用がどの程度か、
収入と支出のバランスは崩れていないかを
お互いに腹を割って話し合いましょう。

「金」と「プライド」と「恥」は
極めて密接に結び付いています。

なので隠したい気持ちや
自慢したい気持ちが強くなりがちです。

しかしそうではなく、
感情的にならずにフラットな気持ちで
現状を伝え合う事が重要です。

日々のライフスタイル

毎日の生活における価値観の違いも
確認しておきたいところ。

例えばトイレを使った後に
蓋を閉めるか開けたままにするかとか、
男性はトイレで立ってしていいのか
座ってして欲しいのかとか、
タオルやシーツは毎日洗濯するのか
数日おきでいいのかとか、
睡眠時間はロングスリーパーなのか
ショートスリーパーなのかとか、
夜型なのか朝型なのかなどです。

結婚前に同棲をすると
ある程度分かってくるでしょう。

食べ物の好み

食べ物の好みについては、
今までの食生活の違いが顕著に表れます。

例えば
朝食は和食orパン食または食べないとか、
夕食を食べない人がいる一方で、
食事はメインだけでなく
あと何品か欲しい人もいたりします。

また魚より肉が好きな人もいますし、
シチューでご飯を食べられない人もいますし、
おでんはおかずじゃないって人もいますよね。

嫌いな食べ物があったり
偏食気味な人もいたりします。

生活習慣病などを改善する為に、
管理された食事をしている方も
いらっしゃるかもしれません。

食事は毎日の事なので、
擦り合わせは必ず必要になってきます。

休みの日の過ごし方

インドア派かアウトドア派かなど
それぞれ休日の過ごし方は違うもの。

もしお互いに共通の趣味があるのなら、
結婚後も充実した日々を過ごせるでしょう。

また共通の趣味があると
会話する機会も増えるので、
コミュニケーションを取る
きっかけにもなります。

コミュニケーションが普段からある家庭は
離婚する可能性も下がりますので、
いいこと尽くめです。

家事分担

最近では共働き夫婦が
当たり前になってきている為、
家事は女性がやるもの
という考え方の男性は少ないと思います。

ただそれでも男性の中には、
家事をやってあげてる、手伝ってあげてる
という考えの人はまだまだいます。

そこをいかにおだてて掌で転がして、
家事は男性がやって当たり前に教育していくかが
ポイントになると思います。

そうしないと結婚してから
女性にばかり家事負担がのしかかって、
「なんで私ばっかり…。」と
喧嘩の原因になりかねません。

交友関係、異性関係

休日の過ごし方と被ってくるのですが、
多趣味な人ほど交友関係も広くなります。

ただ
そちらにばかり時間を取られてしまうのも、
2人の関係を冷え込ませてしまう可能性が
あります。

例えば友人を家に招いてもいいのか、
呼び出された時に直ぐに出て行くのか、
それとも2人の時間を大事にするのか、
この辺りも擦り合わせておきたい
ポイントになります。

また異性の友人がいる場合は、
キチンとした線引きが出来ていないと、
パートナーとの関係に
ヒビが入りかねません。

仕事に対する考え方

家事分担のところでもお伝えしましたが、
共働き世帯は決して特別なものでは
なくなりました。

ただ結婚したら今の仕事は辞めて欲しい、
家事に専念して欲しいと考える男性も
一定数はいます。

またせっかく築き上げてきたキャリアを
捨てたくないと、
結婚してからも仕事を続けたいと考える
女性もいます。

そしてライフプランを設計すると、
今より年収の高い所に転職して欲しいと
考える女性もいらっしゃるでしょう。

なので結婚後の仕事をどうするのかの
擦り合わせも必要になります。

両親との付き合い方

結婚は2人だけが結ばれる訳ではありません。

お互いの両親や親戚とも交流が生まれます。

そのため義理の両親との相性は良いか、
長く付き合っていける人なのか、
もし義理の両親と揉めた時に
パートナーは自分の味方になってくれるかなど
チェックしたいところです。

子供に対する考え方

男性の子育ての参加などもそうですが、
それ以前にお子様がそもそも欲しいのか、
何人のお子様を希望しているのかなどは
話し合っておいた方が良いですね。

またもしお子様に恵まれなかった場合は、
2人でどう人生を過ごしたいのかなども
話し合いたいですね。

教育資金などお金にも関わってくるので、
将来設計をしっかり立てる必要があります。

以上が結婚前に擦り合わせておきたい
価値観のチェックポイントでした。

そして価値観ではないのですが、
追加チェックポイントとして、
相手のメンタルとの相性も非常に重要です。

例えば、気に入らない事があった場合に
すぐ暴力や暴言を振るわないか、
気持ちの浮き沈みが極端に大きくないか、
嫉妬や悔しさ憎しみなど
ネガティブな感情との向き合い方が
出来ているか、
理性と感情のバランスは自分と合っているか、
そして何よりお互いがお互いの事を
大事に思っているかなどです。

完璧な聖人君子みたいな人は
少ないと思いますので、
むしろお互いの感覚が近く、
居心地が良いかがポイントになるでしょう。

また話し掛けた時の相手の態度もチェック。

心理学者のゴットマンによる実験では、
視線を合わさずに返事したり、
否定的な言葉や表情を返してきた場合は
離婚するリスクが高いそうです。

あとは健康面ですね。

全てパーフェクト
という訳にもいかないでしょうし、
先天的な部分がある方もいらっしゃるので、
いかに相手の事を
受け入れられる覚悟があるかが
重要にはなると思います。

ただお酒やタバコは控えめで、
暴飲暴食などはしない人が良いですね。

またはそれを直す意思がある人かですね。

そして健康面とは若干違うかもしれませんが、
カラダの相性なども考慮した方が良いでしょう。

まとめ

今回のコンテンツでは
結婚前に擦り合わせておきたい
価値観についてご紹介しました。

価値観は日々の生活の中で
非常に重要な役割を示すものです。

これが合わないと毎日の生活で
ストレスを感じてしまいます。

なるべく早い段階で話し合い、
擦り合わせておく事で
スムーズに結婚生活に
移行出来るようになります。

なかなか面倒な事かもしれませんが、
ちょっとずつでもやっていくと
良いでしょう。


特定商取引法に基づく表示
プライバシーポリシー