結納の流れと口上

地域によって様々なしきたりがある 結納。

最近では略式結納なども
増えているそうですが、
全体の流れは
どのようになるのでしょうか?

決まり事や口上なども
色々あるようですが・・・。

そこでこのコンテンツでは、
結納の流れや口上について
ご紹介していきます。

結納の流れや口上は?

それでは最近多くなってきている
略式結納の全体的な流れと、
その際の挨拶や口上について
ご紹介していきましょう。

基本的には下記のように
8つのブロックから成り立ちます。

①結納品を飾る

自宅で結納を行うのであれば床の間、
自宅以外や洋間しかない家で行う時は
台などに白い布や毛氈を引き、
その上に結納品を並べます。

まずは女性が結納返しとなる品を並べ、
その後に男性側が結納品を並べます。

男性側が並べている間は
女性側の人達は別室で待ちます。

結納プランがある料亭やホテル、
結婚式場などでは
スタッフが主導して
やってくれる場合があるので
確認しておきましょう。

②着席

男性側の人達、
女性側の人達の順で入室して、
所定の位置に結納品を飾ります。

そして本人、両親の順に
「宜しくお願い致します」と挨拶。

結納が始まります。

③始めの挨拶

まず男性側の父親が 以下の通り挨拶します。

「この度は、〇〇様と私どもの〇〇に
素晴らしいご縁を頂戴し、
ありがとうございます。
略式ではございますが、
結納を納させていただきます」。

そして一同礼をします。

④男性側の結納品を女性側に納める

男性側の母親が
女性の前に結納品を運び、
一礼して席に戻ります。

男性側の父親が口上を述べます。

「そちらは〇〇からの結納でございます。
幾久しくお納めください」。

⑤女性側が目録を改めて、受書を男性に渡す

続いて女性が一礼して
本人、父親、母親の順番で
目録に目を通した後、
女性が口上を述べて一礼します。

「ありがとうございます。
幾久しくお受けします」。

女性側の母親が受け取った結納品を
飾り台へ運んで、
「受書」を男性本人へ渡し一礼します。

女性側の父親が口上を述べます。

「〇〇からの受書でございます。
幾久しくお納めください」。

⑥女性側の結納品を男性側に納める

女性側の母親が結納品を男性の前に運び、
一礼します。

そして女性側の父親が口上を述べます。

「〇〇からの結納の品でございます」。

それを受け男性が口上を述べます。

「ありがとうございます。
幾久しくお受けします」。

⑦男性側が目録を改めて、受書を女性側に渡す

男性、父親、母親の順番で
目録に目を通します。

そして男性の母親が上座結納品を飾り
受書を女性本人の前に運びます。

男性の父親が口上を述べます。

「〇〇からの受書でございます。
幾久しくお納めください」。

⑧結びの挨拶

全員が起立して
最初に男性の父親が挨拶します。

「本日は誠にありがとうございました」。

次に女性側の父親が挨拶をします。

「こちらこそお世話になりました。
今後とも宜しくお願い致します」。

まとめ

このコンテンツでは
結納の流れと口上についてご紹介しました。

結納の時間は約20分ほどで終わるので
長時間に渡って 行うものではありません。

作法や口上など
覚えなくてはならないものが様々ありますが、
どうしても口上が覚えられない場合は、
メモを見ながらでも大丈夫です。

落ち着いて行うようにしましょう。


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